2010年07月08日

どうしたら立派な人間になれますか?

仮名論語 憲問第十四


<読み下し>


子路(しろ)君子(くんし)を問(と)う。
子曰わく、
己(おのれ)を修(おさ)めて
以(も)って敬(けい)す。
曰く、斯(か)くの如きのみか。
曰わく、
己を修めて以って人を安(やす)んず。
曰く、斯くの如きのみか。
己を修めて以って百姓(ひゃくせい)を安ず。
己を修めて以って百姓を安ずるは、
尭(ぎょう)・舜(しゅん)も其れ猶(なお)
諸(これ)を病(や)めり。



子供論語 意訳>


弟子の子路(しろ)が、
「どうしたら立派な人間になれますか?」
と質問した。
孔子様は、
「自分を磨いて、人を敬いなさい」
と答えた。


子路は先生の答えがあまりにも簡単だったので、
「たったそれだけですか?」
と問い返した。
孔子様は「そう、自分を磨いている人とは
安心してつきあえるからね」
と答えたが、
子路は納得が行かず、
「たったそれだけで本当に
立派な人間になれるのでしょうか?」
と重ねて質問した。


孔子様は、
「そうだ!安心できる人間でなかったら
人が信用してくれない。
信用してもらえなければ、
誰も君のいうことに耳を貸してくれない。
耳を貸してもらえなければ、
君がどんなにいいアイディアを持っていても
採用してもらえない。
採用してもらえなければ、
すべては絵に描いた餅で終ってしまう。
人はみんな神様からすばらしい宝物を
授かって生まれて来る。
それを宝の持ち腐れにしてしまったら、
もったいないではないか!
だから、人様から安心してもらえるような
人間になりたければ、
まず自分を磨きなさい。
これが立派な人間になるための
昔から伝わる秘訣なんだよ。」
とおっしゃった。


<親御さんへ>から抜粋


自分を磨くなどと云いますと、
今の人は技術の習得による
スキルアップや
全身美容のエステなど、
目に見える自分のことばかり
気にしているようですが、
そうではない、
そんなことは大したことではない。


目に見えない自分
つまり精神を磨く
ということです。
これを「修身」と云います。



思っているだけ、
考えているだけでは何にもならない!
善いと思ったことは実行・実践
してみなさい!


という理念で貫かれているのが
修身」です。


上記の内容は、
高野大造氏を
講師
論語に学ぶ会
山形塾で
http://rongo.jp/index.html
学んだものです。




猫心と精神を磨くには・・・無添加石鹸がよいかしら・・・
  あっ!師よ、ごめんなさい。冗談ですニャー(笑)
posted by こんちゃん at 12:03| 山形 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

復讐の連鎖

仮名論語 憲問第十四


読み下し


或(あ)るひと曰(いわ)く、
徳を以って怨みに報いば如何(いかん)。
子曰(しのたまわ)く、
何を以てか徳に報いん。
直(なお)きを以って怨みに報い、
徳を以って徳に報いん。


子供論語 意訳


ある人が、
「嫌な事をされてもやり返さず、
今まで以上に仲良くしてあげなさい!
という人がいますが、
どうでしょうか?」
と質問した。
孔子さまは、
「それができたら立派だが、
はたして君達にはできるかな?
いやなことに対しては率直にやめなさい!
といい、
いいことに対しては素直にありがとう!」
と言う事の方が実行しやすいのではないかな」
とおっしゃった。


親御さんへ


抜粋〜
戦乱の続く春秋末期、
「目には目、歯には歯」
つまり
「怨みに報いるに怨みを以ってせよ!」
が当たり前であった時代に、
孔子や老子の
「以直報怨」「報怨以徳」
なる主張は、
将に革命的でした。


〜中略〜


理不尽なことをされたら、
カツとなって仕返ししてやりたい!
と思う気持ちは誰にでもあると思いますが、
やり返したら復習の連鎖の罠にはまってしまう。


孔子は「以直報怨」と云い、
釈迦は「忍辱」と云い、
イエスは「迫害する者の為に祈れ」と云う。
三大聖人がいずれも
「人を怨むな!」と云っていることは、
怨みの心は自分の魂を傷付ける猛毒である!」
ということなんですね。



上記の内容は、
高野大造氏を講師に
論語に学ぶ会山形塾で
http://rongo.jp/index.html
学んだものである。


猫相手は自分の鏡って言いますからニャー
  だから、怒りをあらわした人にのってしまい、
  自分も怒ってしまうと、倍返しになって
  膨らんでいくニャー
  学習しているはずなんですけど、
  時々怒りの連鎖に嵌ってしまうニャーふらふら
 

posted by こんちゃん at 12:23| 山形 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月04日

頑固者の方がいい

論語4日目ですパンチ


述而第七


奢(おご)れば則(すなわ)ち不遜、
倹(けん)なれば則(すなわ)ち固(いや)し


解 釈
高慢ちきであるくらいなら、
頑固者の方がいい。
倹約のし過ぎはかえって卑しくなる。


通 釈
孔子云う
贅沢すればする程高慢ちきになり、
倹約すればする程頑固者になる。
どっちもどっちだが、
高慢ちきであるよりは頑固者の方が
まだ益(ま)しだろう」と。


高野師 講釈
〜前略〜
贅沢するのはそれだけの裏付けが
なければなりませんが、
人は一度華美な味を知ってしまうと、
もっともっとと深みにはまって、
気がついた時には財産を
はたいて丸裸になっていたりする。
贅沢していると、
必ずそれに便乗しようとする輩に
取り囲まれ、おだてられて、
いつの間にか自分が偉くでも
なったかのように錯覚する。
取り巻きの中だけで尊大ぶっているのなら
まだ可愛いいのですが、
本人は自分は偉くなったと勘違いしておりますから、
関係のない第三者に対しても尊大な態度を
とるようになる。
ここを勘違いしてしまうんですね、大方は。
孔子が
「高慢ちきであるよりは、
頑固者の方がまだ益しだ!」
と云ったのは、
高慢ちきは周囲に悪臭をは撒き散らすけれども、
頑固者は自分の蛸壺にはまっているだけで、
周囲に悪臭を撒き散らす訳ではないから
まだ益しだろう、ということなのではないかと
思います。
ケチは己を卑しくします。



高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html



お金で集まってくる人間は
お金とともに去っていくニャー猫


posted by こんちゃん at 17:46| 山形 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

人を見ぬくには

良い天気ですな〜晴れ
今朝、いとこの忠衛門あんちゃんが
畑を耕してくれました〜
この内容は後ほど書きたいと思いまするんるん



今日の論語第三日目


為政第二


読み下し文
子曰(しのたまわ)く、
其の以(な)す所を視(み)、
其の由(よ)る所を観、
其の安んずる所を察(み)れば、
人焉(ひといすく)んぞ叟(かく)さんや。
人焉(ひといすく)んぞ叟(かく)さんや



解 釈
不遇の時にどんな人と親しくしていたか、
裕福になったときどんな物に時間を
費やしたかを見れば、
その人物が浮かび上がるものだ



通 釈
孔子云う、
「一にその人の行為をよく注意して視(み)る。
二にその行為の拠って来たる
原因・動機を観(み)る。
三にその人がどんな所に安らぎを
求めているかを察(み)る。
この様にすれば、
その人の正体はすっかり
分かってしまうものだ。
どうして隠せようか」と。


高野師 講釈
人を見抜くには、
行為・動機・安逸の三つを見よ!


これが孔子流「人物鑑識法」ですが、
この、
視る−観ずる−察する
という方法は、
孔子以来、人物を見抜く際の鉄則と
なったようでありまして、
「史記」(司馬遷による中国古代の歴史書)の
魏世家(ぎせいか)に、
魏の文候(ぶんこう・戦国時代)に
仕えた李克(りこく)という
政治顧問が述べた
「五観法」と云う有名な人物識別法が
あります。


一・「居ればその親しむ所を視る」
不遇の時にどんな人と親しくしていたかを見る
(付き合っている人達の人格骨柄を見れば察しがつく)


二・「富まべそのクミする所を視る
裕福になった時にどんな人やどんな物に
金や時間を割いたかを見る。
(安んずる所・どこに安逸を求めているかが分かる)


三・「達すればその挙ぐる所を視る」
出世した時にどんな人物を推挙したか、
どんな人を登用したかを見る。
(本人の眼力が分かる)


四・「窮すればその為さざる所を視る」
窮地に陥った時に
苦しまぎれに不正を働かなかったか、
悪あがきをしなかったかどうかを見る。
(為す所・節操の有る無しが分かる)


五・「貧しければその取らざる所を視る」
貧乏した時に邪(よこしま)な家業に
手を染めなかったか、見る。
(拠る所・志が分かる)



高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html




「困っている所へ、
親切そうな人が現われたら注意せよ」
全てじゃないけど、
その人達は優越感を味わい為だけに
親切にするのだから・・・。
体験して身につけた事柄なのだニャー猫
posted by こんちゃん at 10:24| 山形 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

去る者は追わず

いや〜〜昨日の論語の
懇親会そして2次会・・・
ひさびさに参加して
大いに盛り上がりました!
二次会では・・・・
ふふふふ〜紅一点ハートたち(複数ハート)わーい(嬉しい顔)


カラオケで「愛の賛歌」を歌ったら、
そのお店にいらした他のお客様が
「岸洋子の歌もうたえるんじゃない」
と言われ、
いつのまにかリクエストされていて
歌っちゃいました〜キスマーク
こんな出来事は初めてです。
知らない歌だったので、
ママに左側の耳元で歌ってもらって
ですが・・・(笑)
なーんかキモチ良かったです〜
嬉しいるんるん嬉しいるんるん


来月は6月5日(土)です。
ゲストさんは1回講義が無料ですので、
参加したいな〜という人はぜひぜひグッド(上向き矢印)
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html


さて第二日目の論語です


述而第七


読み下し文
郷(ごきょう)与(とも)に言い難し。
童子見ゆ。門人戸惑う。
子曰(のたま)わく、
其の進むに与(くみ)するなり。
其の退くくには与(くみ)せざるなり。
唯何(ただなん)ぞ甚(はなはだ)しきや。
人(ひと)、己(おのれ)を潔くして進まば、
其の潔きに与(くみ)せん。
其の往(おう)は保せざるなり。


通 釈
互郷という村は人情風情が劣悪で、
まともに話しもできないような所であった。
孔子一行がそこを通りかかった時、
一人の少年が孔子に面会を求めて来たので、
孔子は快く会ってやった。
門人達は、
どうしてこんな村の子になんか
会ってやったのだろうかと訝しがった。
孔子は、
「苟も自ら進歩向上を願って
面会に来たのだから、
会ってやるのは当たり前だろう。
後退堕落を願う者に
私は与(くみ)することはできないが、
純粋に進歩向上を求めて来る者を、
拒む必要がどこにあろうか!
そんなにひどいことを云うものじゃない!
将来この子がどうなるかは
この子自身の自助努力如何だから、
私の保証の限りではない。
取り越し苦労はしないことだ」
と云った。


解 釈
去る者は追わず、
来る者は拒まず。
何事もあるがままに受け入れて
執着しないこと。


高野師 講釈
「孟子」の尽心章句に
「夫れ予(われ)の科(か)を設くるや、
往く者は追わず、来る者は拒まず。
苟も是の心を以って到らば、
斯(ここ)に之を授くるのみ
(そもそも私が弟子をとる場合、
去る者は追わず来る者は拒まず。
苟も自ら学ぼうと志しを立てて来る者は、
そのまま誰でも引き受けるのみである)」
とありますが、
ここで云う
「人、己を潔くして進まば、
其の潔きに与せん。
其の往を保せざるなり」
と同じことです。


教育者や指導者は、
「去る者追わず、来る者は拒まず」の
スタンスをもっていないと、
やって行けないでしょう。
新興宗教で
「脱会したら地獄に落ちるぞ!」と、
去ろうとする者を脅かす教祖が
いるそうですが、
あれはインチキですな。
信者じゃなくて教祖本人が落ちるんですよ、
地獄にね。
「荘子」の応帝王に
「将(おく)らず迎えず、応じて蔵せず」
とあるのも
「去るものは追わず、来る者は拒まず。
何事も有るがままに受け入れて執着せず。
年越し苦労はしなさんな!
持ち越し苦労もしなさんな!」
ということですね。



あるがまま・そのまんま自分を信じる
っていうのにも繋がるんじゃないかニャー猫




高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html

posted by こんちゃん at 09:44| 山形 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

吾いまだ剛なる者を見ず

5月1日(土)
今日は論語に学ぶ会の日


参加してみたーい
という方はこちらをご覧下さい
初めてのゲストさんの講義料は無料となります。↓
http://rongo.jp/unei/yamagata_juku.html



さて、ひさしぶりに
写論をはじまてみようと思います猫


公治長第五


子曰(しのたま)わく、
吾未だ剛なる者を見ず。
或る人曰(いわ)く、
申宲(しんとう)と。
子曰(しのたま)わく、
宲(とう)や欲あり。
焉(いずく)んぞ剛なるを得ん



通 釈
孔子云う、
「真に意志の強い者は見当たらんなあ」と。
或る人が、
「門人の申宲はどうですか?」
と云った。
孔子は、
「いや、宲はまだ私欲が抜け切っておらん。
私欲がある限り、イザという時に意志は
揺らぐものだ。
どうして剛者といえようか」
と答えた。


解 釈
平穏無事のときには見せなかった
正体をさらけ出すのが人間だ。
人間、このいざのときが肝腎だ。
いざとなって裏切りをやるか、
小欲につくか、大欲にひよるか。



高野師 講釈
剛とは、
意志が強いとか芯がしっかりしているという
意味ですが、孔子は、私欲があるうちは、
いざという時に意志は揺らぐといいます。
孔子は
「富みと貴きとは、是人の欲する所なり」
と云って、物欲も名誉欲も否定してはおりませんが、
私欲となると別物であります。
私欲とは「自分さえ良ければ」
とする欲望のことですから、
いざとなると、
裏切り・抜け駆け・詭弁・欺瞞
を生んでしまう。
人間は、この「いざという時」
が肝腎でありまして、
平穏無事の時には見せなかった
正体をさらけ出すのも
「いざのとき・一大事に遭遇したとき」
であります。
いざという時に物事に動じない人物を称して
「度胸が座った人」
「胆力のある人」
といいますが、
度胸が座らなければ、
中々「覚悟」というものが決まらないでしょう。
覚悟とは心の整理をつけることですから
私心や私欲があったら自己保身が
先に立って整理どころか余計混乱するばかりなんですね。
従って、「剛なる者」とは、
私心や私欲を放擲(ほうてき)して
覚悟を決めることの出来る人。


高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html



猫「火事場のばか力」
  すごいチカラがでるよね。
  今日の論語から外れてるかニャー?(爆)
  
posted by こんちゃん at 08:09| 山形 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

12月の論語

今日は
論語に学ぶ会(山形塾)


今年最後の勉強会となりました〜


参加メンバーもいつもより多いそうです。


12月のしめくくりの今日は
どんなお話が聞けるのかしら


楽しみ〜楽しみ〜わーい(嬉しい顔)


参加してみたーい
という方はこちらをご覧下さい
初めてのゲストさんの講義料は無料となります。↓
http://rongo.jp/unei/yamagata_juku.html


posted by こんちゃん at 10:21| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

内なる声

老子道徳径(ろうしどうとくきょう)より


内なる声
(老子道徳径第四十四章)

静けさと平和、
このふたつを得るには
今の自分の持つものに満足する事だよ。
ひとになにか求めないで、
これで充分だと思う人は
ゆったり世の中を眺めて、
自分の人生を
長く保ってゆけるのさ。


「ほっとする老子のことば」
加島祥造 画・文 二玄社 より抜粋

猫人に何かを求めるから、裏切られた時つらいのだニャー

P1000082.JPG

posted by こんちゃん at 08:50| 山形 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

出来た人物は

思う所あって、今日も論語の中から・・・

ひらめき為政第二

三日月読み下し文

子曰(しのたまわ)く、
君子(くんし)は周(しゅう)して比(ひ)せず、
小人(しょうじん)は比して周せず。


三日月意 味

孔子云う、
「出来た人物は、
分け隔てなく幅広く人と交わるものだが、
くだらない人物は、
偏った狭い交わりしかできないものである」
と。

半月高野先生の「人生応援歌」の中から

「あなたの排地性を試されていると思って、
堂々としていなさい」

人にはそれぞれ相性の善し悪しがありますから、
馬の合う人と合わない人が居るのは仕方のない
ことかもしれません。
しかし、だからといって
「相性の良い馬の合う人としか付き合わない」
などと馬鹿なことを云っていたら、
せっかくの人縁(人との出会いの縁)を
殺して」しまうことになります。

ここいらが、君子と小人の分かれ目のようですね。

相性の善し悪しと
人物の良し悪しは
全く別のものなのですが、
これを混同してしまいますと、

相性の良い人 =  善人
相性の悪い人 = 悪人

と錯覚してしまって、
余所者を寄せ付けない
排他的集団が出来上がってしまいます。

        後半略

高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html

20061002144501.jpg

猫
ついこの間までの私は、「錯覚」しておりました。
そして体験で痛い思いをして、やっと理解できた。
と、思っていたのですが、習慣とはおそろしいもので、
気をゆるすと、ふっと上記のような勘違いに戻ってしまっていたり・・・。

日々是学び、気付き、体験の人生〜猫
posted by こんちゃん at 08:58| 山形 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

菜根譚

毎月第1土曜日は

山形塾 論語に学ぶ会
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html

今回は〜
菜根譚84章から
論語321章から

自分の身に近いものをひとつ

菜根譚89章

ひらめき読み下し文

己を舎てては、
その疑いの処(お)ることなかれ。
その疑いに処れば、
即ち舎つるところの志、
多く愧(は)ず。
人に施しては、
その報いを責むることなかれ。
その報いを責むれば、
舎つるところの心を併せて、
倶(とも)に非なり。


ひらめき意 味

身を捨てて献身的になったら、
必ずためらってはならない。
それにためらっていては、
せっかく、
身を捨てた初志をも恥ずかしめることが多くなる。
また、恩を施したら、
決してその報いを求めてはならない。
その報いを求めては、
しっかく、
恩を施した初心をも共にむだにする。



ちょうど今、「決心」した事があるのに
ちょっと考えると「悩んで」しまっている状態に
あったので、

「必ずためらってはならない」

この言葉に再度、決めた事を実行に移すべく
行動しなければと胸につきささりました。

また、施したら「見返り」を求めないことも
強く思う。

今年
ここでいう「施し」をして下さる方々がいて、
社会的地位の高い人ほど、
「報いを求めてきた」
その豹変振りに驚きとともに
なんと「偽善者」が多いのだろうと
悲しくなりました。
そして、私が「施す」立場になった場合、
「ありがとう」の一言も求めず、
なにごともなかったかのような施し方を
しようと思ったのでした。猫

しかし、「ありがとう」くらいは・・・と
求めるわたしは、まだまだまだ・・・・なんですな〜ふらふら


今日の場所はこんな感じ〜
P1000192.JPG
人数によってお部屋が替わります

この方が高野先生〜るんるん
P1000190.JPG
ちなみに、今日の高野先生の髪の毛が
短かったの。
そしたら
「床屋さんで居眠りしていたら、
いつもより短い髪型になっていた〜
後がピョンと跳ねておるんだ〜」
だってさ〜揺れるハート(爆)



論語の勉強会終了後、後駐車場から見た空
P1000188.JPGP1000189.JPG
なんともいれない色ですよね〜
ブルーとアンバー・・・・


こちらはスーパーから出た
ところで見た空
P1000187.JPG
私の目には、まるで不死鳥の「尾」が
ずーとずーと広がっているように見えました。

秋の空は・・・
物悲しさとともに、
心地よい気持ちにさせてくれる
なんともいえない神秘的です。三日月




posted by こんちゃん at 09:25| 山形 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

子曰わく

またまた猫に外へ出たいと
朝方起こされた・・・・・・
かわいい・・・本当にかわいい・・・
だけど・・・良い夢見ているときに
起こさないで〜(爆)

P1000047.JPG
6日早朝4:55時のお月様満月



昨日は月に一度の
論語に学ぶ会でのお勉強会
先生が新潟からきてくださっております。
http://rongo.jp/unei/unei00.html

「論語はわからないから〜」と
難しく考えがちですが、
この勉強会は「論語」を知らなくても
ぜんぜん大丈夫わーい(嬉しい顔)

年齢も業種も幅広く
いろんな方が集まっておりますが、
寺子屋よろしく
みんな真面目に楽しみながらやってるんです。

昨日も踊りの師匠のお孫さんで
小学校5年生の桃子ちゃんがゲストで参加
私もお友達の潤子さんをつれていきました。

で、勉強会が終ると懇親会ビール
これが、また面白い(爆)
いろんなお話が飛び出します。
自分の人生に当てはめて考えたり
役にたつお話ばかり・・・(ほんとうに(笑))

それにめったに手に入らない
こんなものも楽しめたりするの
ですよバー

P1000054.JPG
越乃寒梅で作られた古酒

さらっとろっとした濃い味わいです

P1000055.JPG
こちらもめったに手に入らない
寿久蔵
・・・なんて読むんだっけ??

冷酒でいただきました。

どちらもありあがたく
一滴にも残さず(笑)
いただきました〜
もちろん塾生のみんなでですよ手(チョキ)

「今日は満月ですよ」

と言った私の一言で、
会場になっているお店の
女将さんが思い出したらしく
さっそく準備↓

P1000051.JPG
お月さまを愛でながら
又、いっぱい・・・・満月
posted by こんちゃん at 07:09| 山形 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月26日

徳は弧ならず

今日の論語 44

子曰わく、

徳は弧ならず、

必ず隣有り


(里仁第四・仮名論語四六頁)


解 釈
先師が言われた。
「報いを求めず、
陰徳を積んでいる者は、
決して一人ぼっちではない。
必ず思わぬところにこれを知る者がいるものだ」

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 ガリレオガリレーも同じこと云ってる
ニャーふらふら
   
   


  高野大造師の”書いて味わう人生応援歌「論語」”
  
http://rongo.jp/index.html

     論語に学ぶ会 山形塾で学んでいまーす
     
http://rongo.jp/unei/unei00.html
posted by こんちゃん at 07:32| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月25日

天地造化

今日の論語 43

或るひと曰く、

徳を以って怨みに報いば何如(いかん)。

子曰わく、

何を以ってか徳に報いん。

直きを以って怨に報い、

徳を以って徳に報いん。

(憲問第十四・仮名論語二十九頁)


解 釈
ある人が
「徳をもって報いるという言葉がありますが、
先生はどうお考えになりますか」
と尋ねた。

先師が答えられた
「それでは何をもって徳に報いればよいのか。
真っ直ぐな正しさでもって怨みに報い、
徳に報いるのがよいと思う」

通 釈
孔子は偉大な教育者です。
その人に応じて、順を追って指導されました。

ある人が、どういう人物であるか分からないが、
おそらくその人の程度を察して
「怨みに報いるのに怨みをもってするのでなくて、
まっすぐな正しさをもって、
更に徳に報いるには徳をもってすることだ。
いやしくも恩を仇で返すことのないように」
と暗に教えています。

二宮尊徳先生の信条
「報徳」の語は「論語」に
由来していることは御承知のとおりです。

二宮尊徳先生のいう「徳」は、
人の徳から限りない天地造化の大徳に及ぶものです。
これに報いようとするのが「報徳」であります。
この信念を一貫して、幕末時代、
極度に貧窮に陥った村や国を次々と救済
したのであります。

繁栄の中の没落を懸念される今日においては
おおいに学ぶべき先哲であります。

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 恩を仇で返す人間にはなりたくない
ニャーふらふら
   
   


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2008年10月22日

正邪

今日の論語 42

子曰わく、

詐(いつわり)を逆(むか)えず、

信ぜられざるを憶(おもんばか)らずして、

抑々(そもそも)亦先ず學(さと)る者は、

是れ賢か。

(憲問第十四・仮名論語二一七頁)


解 釈
先師が言われた
「だまされないかと早手まわしもせず、
疑われまいかと気もつかわずに、
平常心で接して相手の心がわかるような人は、
賢者といっていいね。」

通 釈
孔子は、人に接する場合に

「人が自分をだますのではないかと、
前もって心配することなく、
また人が自分に不信をもっているのではないかと、
前もって気を廻すこともなくて、
相手の心を正しく直覚する者は、
本当の賢者であろう」

と言われました。

平素孔子に親しく接している人が、
先生は常に、意、必、固、我の四つを
絶たれていたと評していますが、
誰でもこういう

明鏡止水(めいきょうしすい)

の心境にあってこそ
物事を正しく直覚することができるのであります。

exclamation明鏡止水=やましいことなど何もなく、
         心が澄み切って落ち着いた心境

exclamation直覚=推理や経験などにたよらず
      直感的に感知すること


 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 只今!直覚を磨き中!
ニャーグッド(上向き矢印)
   
   


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2008年10月21日

有数無類

今日の論語 41

子曰わく、

数有り手類無し

(衛霊公第十五・仮名論語二四三頁)


解 釈
先師が言われた
「人は教育によって成長するもので、
はじめから特別の種類があるわけでない」

通 釈
人は教育が大切で、
善悪の種類や貴族、貧富、老少などの違いは
問題ではないというのであります。


exclamation日本では、徳川家康が、
 民間の学者、羅山(らざん)を
 駿府(すんぷ)に招いて、
 熱心に論語を学んだのがきっかけとなって、
 多くの論語学者が輩出しました。
 そうして、一般庶民を対象とする塾や寺子屋が
 全国に広まっていったのであります。

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 幸せもみんな平等にあるのだと思うニャー

   
   


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2008年10月18日

楽を如何にせん

今日の論語 40

子曰わく、

人にして仁ならずんば、

禮を如何にせん。

人にして仁ならずんば、

楽を如何にせん

八佾第三・仮名論語二四頁)


解 釈
先師が言われた
「人であって仁の心がなくては、
形式的な礼がなにになろう。
又、人であって仁の心がなくては、
整った音楽を奏してもなんになろう」


 現代訳 仮名論語 全 伊與田 覺 より



猫
 その音楽が良くても、その人ができてないと
   その音楽はうわべだけだ
ということかな
ニャー
   
   


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2008年10月17日

悠久成物

今日の論語 38

子夏(しか)、

父(きょほ)の宰となりて政(まつりごと)を問う。

子曰わく、

速やかならんと欲すること毋(な)かれ。

小利を見ること毋(な)かれ。

速やかならんと欲すれば則(すなわ)ち達せず。

小利を見れば則ち大事成らず。

子路第十三・仮名論語一九二頁)


解 釈
子夏が、父(きょほ)の代官になって、
政治の要道を尋ねた。
exclamation父(きょほ)=魯の町

先師は答えられた

「速やかに成果を挙げようと思うな、
目先の利にとらわれないようにしなさい。
無理に速くしようと思えば、
目標には到達出来ない。

目先の利にとらわれると
大きなことは完成しないよ」

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 「急がばまわれ」ということかな
ニャー
   
   


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2008年10月16日

今日の論語 38

曾子曰わく、

士は以って弘毅(こうき)ならざるべからず。

任(にん)重くして道遠し。

仁以って己が任と爲す、

亦重からずや。

死して後(のち)已(や)む、

亦遠からずや。

(素伯第八・仮名論語一〇二頁)


解 釈
曽先生が言われた
「士は度量がひろく意志が強固でなければならない。
それは任務が重く、
道は遠いからである。
仁を実践していくのを自分の任務とする、
なんと重いではないか。
全力を尽くして死ぬまで事に当たる、
なんと遠いではないか」

通釈
「仁」の字は、
人偏に二を書いて
「二人の間に通ずる心」
というのが一般の解釈であります。

別個の者がたがいに通じ合って
一体観を感ずる
「むすび」、「中の心」
といえます。

人間の体は、
頭、胴、手、足と分かれていますが、
通じて一体となっている
「仁の身」です。

したがって足の小指の先に
小さいトゲが刺さっても、
全身にひびきわたるものです。

また歯が一本痛くても辛抱ができず、
一刻も早く治したい気持ちが起こる。
それが中風にでもなると、
火傷をしても感じなくなります。

こういう体を「不仁の身」
すなわち不仁身(ふじみ)といいます。

更に他人の喜びをわが喜びと感じ、
他人の痛みや悲しみをわが痛みや
悲しみと受け取るのも
「仁の心」
のはたらく人が本当の人である
という意味が含まれているからであります。


 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 死ぬまで全力をつくす・・・
できるかニャーふらふら
   
   


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2008年10月15日

三省

今日の論語 37

曽子曰わく、

吾日に吾が身を三省す。

人の為に謀りて忠ならざるか。

朋友と交わりて信ならざるか。

習わざる。

(学而第一・仮名論語二頁)


解 釈
曽先生が言われた
「私は日にたびたび自分の行いを反省することにしている。
中でも人のためを思って、
まごころから全力を尽くさないことはなかったか。

友達と交わって信義にもとることはなかったか。
まだ充分身についてないことを
人のに教えるようなことはなかったか」

通 釈
後の句を「伝えられて習わざるか」とか
「伝えて習わざるか」と読んでも意味は甚だ深長です。

三省の三はたびたび、
”省”は、かえりみてはぶくという意味です。

文部省とか大蔵省とか役
所の名に省がついているのは、
この意味だと先師安岡正篤先生は
よく申されたことを思い出します。

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 
反省する時間を持つ事が、
   成功へ道かなニャーぴかぴか(新しい)
   
   


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2008年10月13日

今日の論語 36

子曰わく、

人能(ひとよ)く道を弘(ひろ)む。

道、

人を弘むるに非ず。

衛霊公第十五・仮名論語二三九頁)


解 釈
先師が言われた
「人が道を弘めるのであって、
道が人を弘めるのではない」

通 釈
〜中略〜

そして、目を凝らすと、
足もとの落葉の上に人の足跡らしい
一筋のかすかな道。
それを頼りに数十歩行くと、
木の間の小さなトンネル道に出ました。
喜んで更に進むとやや広い林道につながり、
やがて大道にたどり着く事が出来たのであります。

これはまことにささやかですが、
私にとっては、それから待ち受けていた
幾多の障害に立ち向かう気力の源水となりました。

 「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より



猫 
道に迷った時どうするか?
   ともかく「道なりに歩んでいくとどこかに出る」
   って聞いた事がある
ニャー
   
   


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