<読み下し>
子路(しろ)君子(くんし)を問(と)う。
子曰わく、
己(おのれ)を修(おさ)めて
以(も)って敬(けい)す。
曰く、斯(か)くの如きのみか。
曰わく、
己を修めて以って人を安(やす)んず。
曰く、斯くの如きのみか。
己を修めて以って百姓(ひゃくせい)を安ず。
己を修めて以って百姓を安ずるは、
尭(ぎょう)・舜(しゅん)も其れ猶(なお)
諸(これ)を病(や)めり。
<子供論語 意訳>
弟子の子路(しろ)が、
「どうしたら立派な人間になれますか?」
と質問した。
孔子様は、
「自分を磨いて、人を敬いなさい」
と答えた。
子路は先生の答えがあまりにも簡単だったので、
「たったそれだけですか?」
と問い返した。
孔子様は「そう、自分を磨いている人とは
安心してつきあえるからね」
と答えたが、
子路は納得が行かず、
「たったそれだけで本当に
立派な人間になれるのでしょうか?」
と重ねて質問した。
孔子様は、
「そうだ!安心できる人間でなかったら
人が信用してくれない。
信用してもらえなければ、
誰も君のいうことに耳を貸してくれない。
耳を貸してもらえなければ、
君がどんなにいいアイディアを持っていても
採用してもらえない。
採用してもらえなければ、
すべては絵に描いた餅で終ってしまう。
人はみんな神様からすばらしい宝物を
授かって生まれて来る。
それを宝の持ち腐れにしてしまったら、
もったいないではないか!
だから、人様から安心してもらえるような
人間になりたければ、
まず自分を磨きなさい。
これが立派な人間になるための
昔から伝わる秘訣なんだよ。」
とおっしゃった。
<親御さんへ>から抜粋
自分を磨くなどと云いますと、
今の人は技術の習得による
スキルアップや
全身美容のエステなど、
目に見える自分のことばかり
気にしているようですが、
そうではない、
そんなことは大したことではない。
目に見えない自分
つまり心や精神を磨く
ということです。
これを「修身」と云います。
思っているだけ、
考えているだけでは何にもならない!
善いと思ったことは実行・実践
してみなさい!
という理念で貫かれているのが
「修身」です。
上記の内容は、
高野大造氏を講師に
論語に学ぶ会山形塾で
http://rongo.jp/index.html
学んだものです。
心と精神を磨くには・・・無添加石鹸がよいかしら・・・
あっ!師よ、ごめんなさい。冗談ですニャー(笑)