読み下し
或(あ)るひと曰(いわ)く、
徳を以って怨みに報いば如何(いかん)。
子曰(しのたまわ)く、
何を以てか徳に報いん。
直(なお)きを以って怨みに報い、
徳を以って徳に報いん。
子供論語 意訳
ある人が、
「嫌な事をされてもやり返さず、
今まで以上に仲良くしてあげなさい!
という人がいますが、
どうでしょうか?」
と質問した。
孔子さまは、
「それができたら立派だが、
はたして君達にはできるかな?
いやなことに対しては率直にやめなさい!
といい、
いいことに対しては素直にありがとう!」
と言う事の方が実行しやすいのではないかな」
とおっしゃった。
親御さんへ
抜粋〜
戦乱の続く春秋末期、
「目には目、歯には歯」
つまり
「怨みに報いるに怨みを以ってせよ!」
が当たり前であった時代に、
孔子や老子の
「以直報怨」「報怨以徳」
なる主張は、
将に革命的でした。
〜中略〜
理不尽なことをされたら、
カツとなって仕返ししてやりたい!
と思う気持ちは誰にでもあると思いますが、
やり返したら復習の連鎖の罠にはまってしまう。
孔子は「以直報怨」と云い、
釈迦は「忍辱」と云い、
イエスは「迫害する者の為に祈れ」と云う。
三大聖人がいずれも
「人を怨むな!」と云っていることは、
怨みの心は自分の魂を傷付ける猛毒である!」
ということなんですね。
上記の内容は、
高野大造氏を講師に
論語に学ぶ会山形塾で
http://rongo.jp/index.html
学んだものである。

だから、怒りをあらわした人にのってしまい、
自分も怒ってしまうと、倍返しになって
膨らんでいくニャー
学習しているはずなんですけど、
時々怒りの連鎖に嵌ってしまうニャー

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先人たちの教えを知っておくと、
「おっとそれには乗らないよ」って
思うことができますね〜。
いい言葉をありがとうございまーす。
>「おっとそれには乗らないよ」
学習能力が高い!
私はついつい忘れてしまいます。
しかし、2500年前に言われてきた言葉ですが、、
人間の感情は変化?進化しなかったんですね〜
だから、学びのために生きているのでしょうけど。
出来ていないわたくしは
時に
激しい怒りにのまれて
目がくらむ。
暴発する。
号泣する。
絶叫する。
…怒りは体力を奪いますね。
このパワーを
表現に転化して
純化したいものです
(T_T)