
述而第七
奢(おご)れば則(すなわ)ち不遜、
倹(けん)なれば則(すなわ)ち固(いや)し
解 釈
高慢ちきであるくらいなら、
頑固者の方がいい。
倹約のし過ぎはかえって卑しくなる。
通 釈
孔子云う
贅沢すればする程高慢ちきになり、
倹約すればする程頑固者になる。
どっちもどっちだが、
高慢ちきであるよりは頑固者の方が
まだ益(ま)しだろう」と。
高野師 講釈
〜前略〜
贅沢するのはそれだけの裏付けが
なければなりませんが、
人は一度華美な味を知ってしまうと、
もっともっとと深みにはまって、
気がついた時には財産を
はたいて丸裸になっていたりする。
贅沢していると、
必ずそれに便乗しようとする輩に
取り囲まれ、おだてられて、
いつの間にか自分が偉くでも
なったかのように錯覚する。
取り巻きの中だけで尊大ぶっているのなら
まだ可愛いいのですが、
本人は自分は偉くなったと勘違いしておりますから、
関係のない第三者に対しても尊大な態度を
とるようになる。
ここを勘違いしてしまうんですね、大方は。
孔子が
「高慢ちきであるよりは、
頑固者の方がまだ益しだ!」
と云ったのは、
高慢ちきは周囲に悪臭をは撒き散らすけれども、
頑固者は自分の蛸壺にはまっているだけで、
周囲に悪臭を撒き散らす訳ではないから
まだ益しだろう、ということなのではないかと
思います。
ケチは己を卑しくします。
高野 大造 著 書いて味わう人生応援歌「論語」より
http://rongo.jp/aisatsu/aisatsu00.html
お金で集まってくる人間は
お金とともに去っていくニャー

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なので周囲の人が愛しい今日この頃。
でも、だからこそ、お金を手にして還元したい。
とも思う。
愛と心と想像力を持って、なら
もちっと金は欲しいよね。
私も同感です。
愛と心と想像力と
ほんの少しの勇気と(笑)