俳優 東野英治郎より
今日も東野氏の自伝より
「苦労が売物のように、
いまでも顔に残っているようではいけない。
顔というものは怖いものである。
どんなことをしても、
かくすことができないものだ。
いわば、その人の人生の総決算書
みたいなものである。
安っぽく生きれば安っぽくなり、
いいかげな生き方をすれば、
いいかげんな、
しまらない顔になってしまう。
暗い苦労だけを背負い込んだような顔には、
なんの魅力もない。
顔というものは実にむつかしい。
いい顔になろうと思えば、
それだけの努力をしなければ
なれるものではない。
演技といってみたところで、
演技という特別なものがあって、
それで上手いとか、
まずいとかいうことではない。
人間が表現するものである以上、
その人間の中身と別に存在するはずがない。
最後には、その人の識見、思考が、
深さや幅となってものを言うのである。」
思い当たる事があるすぎるニャー
人間の中身の深さ・・・日々修行中ですニャー
胆に銘じて行動するニャー
(^^)
名前に
「たけ」じゃなく「たぬ」とかきそうになった
「たけ」でごじゃいます(笑)
ほんとそのとおりやなあ
「顔」っていう芝居、かけそうな気が・・・
タヌタヌが代弁して答えてくれてるんですな〜(笑)
たけさん
台本!書いて!書いて!
おのーっさんの役もお願いね(笑)
浅田次郎の『五郎治殿御始末』に
こんな文章があったのを思い出しました!
老いた武士が孫に語る言葉です。
「たとえ血肉を分けた子や孫にも
身の上話など語るべきではない。
人にはそれぞれの苦労があり、
誰に語ったところで、
わかってもらえるものではないからの。
それにな、苦労は忘れてゆかねばならぬ。
頭が忘れ、体が覚えておればよい。
苦労人とは、そういう人のことだよ。
語れば、いつまでも忘れられぬ。
語らねば、忘れてしまう。
だから、おのれのために、
つまらぬ苦労話をしてはならぬ。」
ちょうど、この本を読んだのは1年前でした。
なるほど、苦労は語ってはならない・・・と思いつつ、
頭だけ覚えていて、体には身につかず、
自分ばっかり大変だと思ってしまいがち。。。
やっぱり、「顔」は「人生」なんだね〜
>頭が忘れ、体が覚えておればよい。
あ〜これなんだな〜と
今まではっきりしなかったモノが、この言葉で
すっきりしました。
ありがとう!えがおさん