子曰わく、
予(われ)言うこと無からんと欲す。
子貢(しこう)曰わく、
子如(しも)言わずんば、
則(すなわ)ち小子(しょうし)何をか述べん。
子曰く、
天何をか言うや、
四時行われ百物生ず。
天何をか言うや。
(陽貨第十七・仮名論語二七三頁)
解 釈
先師が言われた
「私はもう何も言うまいと思う」
子貢がこれを聞いて
「先生がもし何も言わなければ、
私どもはどうして先生の教えを学び、
伝える事ができましょうか」
と言った。
先師が言われた
「天は何を言うだろうか。
しかし春夏秋冬の四季はめぐっているし、
万物はおのずから生長しているではないか。
天は何を言うだろうか」
通 釈
この頃、「不易・流行」という言葉がよく聞かれますが、
「不易」は千載不易で、古今を通じて変わらない事。
「流行」は一時流行で、急に変化して止まない事」。
仏教でいう諸行の「行は」は物の意味です。
したがって「諸行無常」と言い換えてもよいわけだ。
すべて物は絶えず変化して止まるところはない。
しかし変わるということは、変わらないということがあって、
初めてその概念が出来てくる。
朝だと思う間に昼が来て、やがて夜が来る。
翌日もまた同じ事が繰り返される。
これは太古から変わらない現象であります。
我々には偶然に動いているように見えても、
そこには不易の法則・因果律によっているのであります。
「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より
高野大造師の”書いて味わう人生応援歌「論語」”
http://rongo.jp/index.html
論語に学ぶ会 山形塾で学んでいまーす
http://rongo.jp/unei/unei00.html
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