子曰く、弟子(ていし)、
入りては則(すなわ)ち弟(てい)、
謹(つつし)みて信、
汎(ひろ)く衆(しゅう)を愛して仁に親しみ、
行いて餘力あれば、
則(すなわ)ち以(も)って文を學べ。
解 釈
先師が言われた
「若者の修養の道は、家に在っては孝を尽くし、
世に出ては、長上に従順であることが第一である。
次いで言動を謹んで信義を守り、
人々を愛し、
高徳の人に親しんで、
余力あれば詩書などを読むことだ。」
(學而第一・仮名論語三頁)
通 釈
ここで特に言いたいのは、
「仁に親しむ」ということであります。
友達同士が互いに切磋琢磨したり、
また読書したりすることは、言うまでもなく重要でありますが、
私淑(ししゅく)する立派な人物に親しく接触することは更に重要です。
〜中略〜吉田松陰が若くして大きな功績を残したのは、
二十歳のはじめに全国を巡り、
その土地の優れた人物を歴訪して教えを請うたところにあると思われます。
「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より

「人を思いやるに素直であれ!」 → 仁
「正義を貫くに素直であれ!」 → 義
「礼を尽くすに素直であれ!」 → 礼
「知を磨くに素直であれ!」 → 知
「人を信じるに素直であれ!」 → 信
徳は全て仁ベース
高野大造師の”書いて味わう人生応援歌「論語」”
http://rongo.jp/index.html
論語に学ぶ会 山形塾で学んでいまーす
http://rongo.jp/unei/unei00.html
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