子曰(のたまわ)く、仁遠からんや。
我仁を欲すれば、斯(ここ)に仁至る
解 釈
先師が言われた
「仁は人が生まれながらに与えられているもので、
遠くに求めるものではない。
したがって仁を実践しようと思えば、
仁は直ちに実践されるあろう」
(述而第七・仮名論語九二頁)
通 釈
〜(略)これらの青年ボランティア活動は(阪神大震災)、
大部分やむにやまれぬ内心からの発動であって、
「論語」や「聖書」等に教えられ、
また人の指示によるものではなかったと思われます。
これは人に「惻隠(そくいん)=いたむ」の心があるからです。
それは下心があってのことではなく、
友達にほめられようと思ってのことでもなく、
また人を見殺しにしたと非難されるのを恐れてそうするのでもありません。
この惻隠(そくいん)の心を育て拡めていくことによって、
立派な人物となり、
善い政治をも行うことが出来るのであります。
「論語に生き 論語を活かす」 伊與田 學 著より

にも繋がる ニャー
高野大造師の”書いて味わう人生応援歌「論語」”
http://rongo.jp/index.html
論語に学ぶ会 山形塾で学んでいまーす
http://rongo.jp/unei/unei00.html
【関連する記事】